世界55の国と地域で環境保護活動に取り組む国際環境NGO

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地球温暖化で南極のペンギンが激減

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グリーンピースは世界55の国と地域で環境保護活動に取り組む国際環境NGOです。

  • 掲載メディア

    毎日新聞、朝日新聞、日本経済新聞、東京新聞、NHKなど

  • 支援

    国内約8,000人、世界300万人の個人からご支援をいただいております。

  • 協働研究

    ハーバード大学、ロンドン大学、ゴールドスミス・カレッジ、ノースカロライナ大学ウィルミントン校

グリーンピース・ジャパンの財務報告書は、国際会計基準(IFRS)に準拠して作成され、RSM清和監査法人により会計監査を受けたものです。

知っていますか?南極のペンギンが激減しています

南極で暮らすヒゲペンギン

グリーンピース・ジャパンの林恵美(はやし・えみ)と申します。南極のペンギンについて知っていただきたいことがあります。

南極のペンギンは、普段は海の中で暮らし、繁殖期に陸地に戻ってきます。

問題があります。南極の陸地にいるペンギンの数が激減しているのです。私たちグリーンピースの南極遠征に参加した調査団が南極半島の北東にあるエレファント島で行なった調査によると、南極固有の種であるヒゲペンギンのつがいの数が、1971年の122,550組から2020年には52,286組と約60%減少していることが分かったのです。

ヒゲペンギンだけではありません。南極のペンギンとして多くの人が思い浮かべるコウテイペンギンは準絶滅危惧種に分類されるなど、南極にいる全てのペンギンの種の個体数が大きく減少しているのです。

ペンギンが減った世界は、幸福感も減った場所になります。

フリーダ・ベンツソン
グリーンピース海洋保護担当

  • 地球温暖化で
    南極の氷が減っちゃった
  • エサのオキアミ
    が見つかりません
  • ペンギンの仲間が
    減っちゃった
  • アザラシさんも
    オキアミが減って
    困ってます

南極のペンギンが激減する理由、それは地球温暖化です。

NASAの調査によると、地球温暖化の影響で南極半島の南側だけでも毎年平均で118億トン、オリンピック用の水泳プールに換算すると何と4,720万個分もの氷床が溶け出しています。

氷床が溶けると、なぜペンギンが激減するのでしょうか。それは、ペンギンの餌であるナンキョクオキアミが激減しているからです。

ナンキョクオキアミは、エビによく似た形をした3〜6cmほどの生きものです。南極海全体に10数億トンいるナンキョクオキアミは、ペンギンだけでなく、アザラシや鳥、魚など、多くの生きものの餌になっており、南極の生態系において極めて重要な存在です。

ナンキョクオキアミは生存のために氷を必要とするので、氷の減少はオキアミの減少を意味します。最近の研究では、ナンキョクオキアミの数は1970年代と比較して80%減少しており、その原因は地球温暖化による南極の氷の減少と、大規模なオキアミ漁にあるとされています。

今の状況が続けば、2100年頃には「南極にペンギンがいない世界」が来ることが懸念されています。

私は、自分の孫やひ孫の世代に「ペンギンがいる世界」を引き継ぎたいと思っています。今このページをお読みいただいているあなたも、きっとそうだと思います。

「ペンギンがいる世界」を守るために、私たちに何ができるのでしょうか。

「ペンギンがいる世界」を守る!

2019年、私たちグリーンピースは南極に遠征隊を派遣し、科学者とともに南極の生態系や、マイクロプラスチックや化学物質についての調査を行いました。

調査では、動物や海底への悪影響への懸念から避けるべきとされている錨を使った漁船の固定が保護水域で行われている事実も判明しました。

2020年には、ペンギンの個体数を調査し、1971年からの50年間でどのような変化があったのかを確認しました。

そして、「ペンギンがいる世界」を守るための計画を立てました。

キーワードは
「海洋保護区」と「地球温暖化」

  • 1.  南極海を海洋保護区に

    ペンギンを始めとする南極の生きものの減少を止めるためには、餌であるナンキョクオキアミの減少を止めることが不可欠です。

    南極には漁業を規制する国際的なルールがなく、企業は南極の生態系全体に深刻な影響を与えるレベルでオキアミ漁を続けていました。私たちは、南極海でオキアミ漁を行う会社に、海洋保護区への指定が検討されている地域でのオキアミ漁を止めるよう働きかけを行いました。

    また、オキアミ漁に限らず南極海の生態系を守る取り組みも必要です。そこで、英国のヨーク大学やオックスフォード大学と協力し、南極海で特に保護が必要な地域を定め、漁業や石油探査などの商業活動が規制される海洋保護区に指定するよう、国際社会に働きかけています。

    南極海でのオキアミ漁の85%が中止に

    2018年、大きなニュースがありました。

    南極のオキアミ漁の漁獲量の85%を占める企業連合が、海洋保護区の候補地域におけるオキアミ漁を停止することに合意したのです!

    これは世界中から集まった170万の署名があったから実現したことです。

    南極海の2つの地域が海洋保護区に!

    グリーンピースは、南極海を含む世界の海の30%を遅くとも2030年までに海洋保護区にするよう、世界各国への働きかけを行っています。全世界で300万人以上の方がこの目標に賛同する署名に参加してくださいました。

    SDGsの目標14には「海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する」という目標が掲げられています。そして、海洋保護区の設置は国連の議題としても取り上げられるようになり、既に日本を含む40カ国以上が賛同しています。日本もその中に入っています。

    南極に海洋保護区を設置する取り組みは着実に前に進んでいます。2009年と2016年には、南極海の2つの地域が海洋保護区に指定され、生態系の回復が進んでいます。

    そして現在、グリーンピースはウェッデル海という地域で、実現すれば南極海最大となる海洋保護区の設置を働きかけています。

  • 2.  地球温暖化のスピードを緩める

    ご存知でしょうか。世界で地球温暖化のスピードが最も速い地域は、南極と北極です。

    世界気象機関によると、南極の気温は過去50年間で3度上昇しました。これは、南極では世界の他の地域の3倍近いスピードで地球温暖化が進んでいることを意味します。

    地球温暖化の加速により、氷の減少も加速しています。そして、生きるために氷を必要とするナンキョクオキアミが減少し、ナンキョクオキアミを餌にするペンギンが減少する。

    私たちは、この負の連鎖を止めなくてはいけません。

    そのためには、2015年に採択されたパリ協定に基づき、世界の平均気温の上昇を産業革命以前に比べて1.5度以内に抑えることが必要です。

    私たちグリーンピースは、国際社会に加えて、世界55の国と地域で各国政府や現地企業への働きかけを行なっています。

    温室効果ガスの排出量が世界第5位の日本も例外ではありません。グリーンピース・ジャパンは、日本が2030年までに温室効果ガスを2013年比で少なくとも60%削減することを約束し、2030年までに再生可能エネルギーが少なくとも50%以上となる電源構成となるよう働きかけています。

    シェル石油の
    温室効果ガス排出量45%削減へ!

    2021年5月、石油大手であるシェルにある裁判所命令が下りました。

    その内容は、「2030年までに全世界でのシェルの温室効果ガス排出量を45%削減するように」という画期的なものでした。

    これは、グリーンピースや他のNGOの働きかけで実現したものです。

「ペンギンがいる世界」を守るためには、今すぐの取り組みが必要です。

グリーンピースの南極探査に参加したカリフォルニア科学アカデミーの生物学者スザンヌ・ロックハート博士は言います。

南極の海底は、生物多様性の宝庫であり、まるで不思議の国のアリスの世界のようです。この場所は今、過剰な漁業と気候変動の影響で大きなリスクにさらされています。ここには私たちがその存在を知らないものがたくさんあります。存在を知る前に失ってしまわないよう、私たちはここを守る必要があります。

私たちグリーンピースが行う調査や政策提言などの環境保護活動は、全世界に約300万人いる個人の皆様からのご寄付で成り立っています。政府や企業に対して独立した立場から働きかけを行うためには、個人の皆様のご協力が不可欠なのです。

ここまでご覧いただいて、

「ペンギンがいる世界を守りたい」

と感じていただけたなら、月1,000円〜のご寄付を通じて、私たちの仲間になっていただけないでしょうか。

\「ペンギンがいる世界」を守るためにご支援ください/

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地球と生きものを
守る仲間になってください

ご寄付のお願い

ペンギン以外にも、たくさんの生きものが危機にあります。

海では、生きものたちがプラスチックごみの犠牲になっています。森では、オランウータンやトラが絶滅の危機にあります。

「海や森の生きものを守りたい」
「子どもたちやその先の世代に美しい地球を残したい」

どうか、月1,000円〜のご寄付を通じて海や森の生きものを守る仲間になってください。

あなたのご寄付でできること

  • 1日あたり
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    気候危機から命を守るための調査や働きかけを支援することができます。

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    毎月3,000円のご寄付で

    森と生物多様性を守るための調査や働きかけを支援することができます。

毎月のご寄付に申し込むと

  • 特典 1

    最新の活動報告やポストカード、リーフレットなどが入ったウェルカムパックが届きます。※時期により内容が変わります。

  • 特典 2

    メールマガジンや、ニュースレター(郵送)が届きます。

  • 特典 3

    あなたのご寄付で、地球環境は今よりも良くなり、生きものの命は守られます!

地球と生きものを守る仲間の声

家族や友達にするのと同じように、私にできることを

宮尾 多希さま(30代)

グリーンピースのスタッフと以前から友人だった宮尾さま。環境破壊の実態を知り、なにか自分にもできることはないかという会話がきっかけで、毎月の寄付を始めてくださいました。

ご支援を始めてくださった理由を教えてください。
ある時、自覚なく自然環境に負担をかけていたということに気づき、何か始めたいと思っていた時に、グリーンピースさんに出会いました。支援を決めた一番の理由は、スタッフの皆さんの存在です。環境保護に熱心なのはもちろんのこと、温かく楽しい方たちばかりで、その雰囲気を好きなりました。
ご支援を始めてみて、どのように感じられていらっしゃいますか?
自分の暮らしが環境破壊にどのように繋がっているのか実感がなかったのですが、メールマガジンなどを読んで、私たちの行動が環境にどのように影響するのか具体的に分かってきました。動物も植物も川も海も畑も森も、そして私たちも、みんな繋がっていて共に生きているということを実感しています。家族や友達にするのと同じように、私にできることをやっていこうという気持ちでいます。
支援を検討されている方へのメッセージをお願いします。
私も微力ながら環境に配慮した生活をしています。しかし一人でできることには限りがあり、もどかしい思いもありました。ある時、「できないことはグリーンピースに頼もう!そんな気持ちで任せてくれていいんですよ。」とスタッフの方に言われ、心が軽くなったのを覚えています。

私には幼い子どもが2人いますので、将来のことを考えざるを得ません。50年後も100年後もずっと続く地球の営みを守れるのは、今の自分の行動次第。すべてのものにとって、居心地の良い地球になるよう、仲間に加わっていただけたら嬉しいです。

未来の世代に美しい地球を

  • 母親として、息子により良い自然環境を残すためにできることをしたいと思っています。

  • 温室効果ガスが減るのなら、牛乳の代わりに豆乳を飲む!

  • 私がグリーンピースに賛同する唯一の目的は、子どもたちを守ることです。子どもたちには汚染された過酷な地球環境で苦しんでほしくありません。

\地球と生きものを守ってください!/

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グリーンピースとは?

グリーンピースは、海や森、そこで暮らす生きものを守る取り組みなど、世界55以上の国と地域で、地球環境と平和を守るために活動する国際環境NGOです。1971年の設立以来約50年、海洋生態系保護、森林問題、気候変動といった地球規模の環境問題に取り組んでいます。グリーンピースの活動は、全世界約300万人、国内約8,000人のサポーターのご寄付に支えられています。

たとえば、

2013年、ユニクロを展開する株式会社ファーストリテイリングは、全ての有害化学物質の使用・排出を2020年までに全廃すると発表しました。

2017年、世界最大ツナ缶メーカーであるタイ・ユニオン・グループと海の生態系を保護するための業務改善に合意しました。

2018年、世界最大のパーム油企業であるウィルマーが森林破壊撲滅を約束しました。

  • 世界に
    300万人以上
    の支援者
  • 国内に
    約1,000人
    ボランティア
  • 国連
    総合協議資格

ご寄付についてのQ&A

お問い合わせの多いご質問を
Q&Aにまとめました

毎月いくらから寄付できますか?
月々1,000円以上でしたら100円単位でお好きな金額をお選びいただけます。

お申し込みいただいた方にお送りするウェルカムパックには、最新の活動報告、ポストカード、リーフレットなどが入っています。
※時期により内容が変わります。
領収書は発行されますか?
はい、毎月のご寄付に対する領収書は、年1回、毎年1月下旬〜2月初旬までに、前年の受領分をまとめて発行し、お送りします。領収書をご希望の方は、サポーター窓口(supporter.jp@greenpeace.org)までご連絡ください。
寄付したお金はどのように使われますか?
はい、お預かりするご寄付は、地球の環境を守るために大切に使わせていただきます。例えば、自然エネルギーの推進、リユース・リフィルの働きかけを通じたプラスチック問題への取り組み、アマゾンの森林火災を止める取り組み、海と海の生きものを守る活動などに力を入れています。

これらの活動は個人の皆様からのご寄付と、国内だけでも約1,000人いるボランティアさんの力に支えられています。
1回だけの寄付よりも、継続的な寄付が良いのですか?
その都度の寄付も大変ありがたく頂戴しております。ですが、できましたら毎月のご寄付によるご支援をお願いしています。

環境を守る活動には長い時間がかかるため、長期的な視点に立って、継続的に取り組むことが大切です。ですので、皆様からのご支援も毎月の継続的なご寄付という形でいただけますと、環境保護活動に力強く取り組むことができます。
支援を停止する場合はどうすればいいですか?
ご支援金額の変更や停止はいつでも可能です。サポーター窓口(supporter.jp@greenpeace.org)までご連絡ください。

地球と生きものを守る仲間になってください

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スタッフより|あなたも「ペンギンがいる世界」を守る仲間に

「日本から遠く離れた南極のことをなぜそんなに心配しないといけないのか?」と思われるかもしれません。

それは、地球上の空と海が全てつながっているからです。例えば私たちが排出する温室効果ガスは、世界の他の地域の3倍近いスピードで地球温暖化が進む南極の気温に大きな影響を与えます。南極海では、プラスチックが劣化して微細になったマイクロプラスチックが浮遊していることが確認されています。

実際に南極を訪れたあるグリーンピースのスタッフから聞いた話があります。

「南極は静かな場所だと思っていたが、実際には氷山が崩れる音や、ペンギンの鳴き声がずっと聞こえていた。氷山が崩れる際の雷のような音は、まるで気候変動の脅威を告げるようだった」

あなたのご支援があれば、私たちは南極での調査や国際社会にへの海洋保護区の設置の働きかけを続け、自然環境とペンギンを始めとする生きものたちを守ることができます。

どうか、「ペンギンがいる世界」を守る仲間になってください。

林恵美
グリーンピース・ジャパン

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