GREENPEACE

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「使い捨てプラスチックのない未来」をつくる!

ウミガメ
助けを求めています。

あなたのご寄付で、ウミガメと海は
危険な使い捨てプラスチックから守られます。

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プラスチックごみを食べる海の生きものたち

下の写真をご覧ください。ウミガメがプラスチックのゴミ袋を口に入れようとしています。

海に廃棄されたプラスチックの94%は海底に沈んでいます。

自然界に存在しないプラスチックを、多くの生きものがエサと間違えて口にします。この問題は特に海洋動物において深刻で、ウミガメだけでなく、クジラやイルカなど、様々な動物がプラスチックをエサと間違えて食べています。

死んだ海洋動物を解剖したら、胃の中から大量のプラスチックごみが見つかったというニュースを目にされたこともあるかもしれません。クジラの体内から、長さが13mの漁網やプラスチックでできた自動車のエンジンカバーが見つかった*1ことさえあります。

大量のプラスチックごみを食べると、海洋動物の消化器系は物理的に損傷するだけでなく、胃の中のごみのせいで空腹を感じなくなり、エサを取らなくなって栄養失調に陥る可能性もあります。

なぜプラスチックをエサと間違えてしまうのか?

海洋動物がプラスチックごみを食べてしまうのはなぜなのでしょうか。

一つはその見た目です。たとえばクラゲを好物とするウミガメは、同じく透明であるプラスチックのゴミ袋をクラゲと間違えて口にしてしまうことがあります。

もう一つの理由は匂いです。ナショナル・ジオグラフィックの記事*2によると、プラスチックごみはエサのような匂いがすることがあるそうです。

たとえばエサであるオキアミを探す海鳥は、オキアミが食べる藻類が海中で自然に分解する際に発生するジメチルスルフィドという物質が放つ硫黄臭をたどることで餌場を探すそうです。

海に浮かぶプラスチックごみには、大量の藻類が発生します。この藻類が分解されてジメチルスルフィドが発生すると、海鳥たちはその硫黄臭をたどってやって来て、プラスチックごみを食べてしまうのです。

前頭部にプラスチックごみが引っかかったイルカ

1回しか使わないプラスチックに永遠に破壊される生態系

石油から作られたプラスチックが分解されるまでにどれくらいの時間がかかるのか、正確には分かっていません。完全に分解されることさえないかもしれません。

分かっているのは、プラスチックごみが土や海、川の中に捨てられたら、それを完全に処理するのは不可能だということです。

例えば、海岸に打ち上げられたり海面に浮いているプラスチックごみは、氷山の一角でしかありません。海にあるプラスチックごみの94%は、海底に沈み、蓄積しているのです。

さらに、プラスチックごみは、波の力や太陽光の紫外線などにより徐々に破壊されて細かい断片になり、マイクロプラスチックと呼ばれる5mm以下の小さなプラスチック粒子になります。

マイクロプラスチックとそれに付着した有害物質を生きものが直接的あるいは間接的に口にすれば、生態系に大きなダメージを与えることは明らかです。

たった1回しか使わないプラスチックのために、私たちの生態系は永遠に破壊されてしまうのです。

捨てられたプラスチックのカップの中にはまってしまったカニ

「リサイクル可能 = リサイクルされている」ではない

9%。世界全体で実際にプラスチックがリサイクルされる割合です。

先進国においてさえ、プラスチックごみのリサイクル率は50%よりもはるかに低く、プラスチック容器としてリサイクルされるものはほとんどありません。

多くの「リサイクルされた」プラスチック容器のごみはその後、「繰り返しリサイクルできない」プラスチック製品へリサイクルされます。これは本当の意味でのリサイクルではなく、プラスチックごみが土壌や海中に廃棄される時期を遅らせているだけです。

プラスチックごみが積み上がったマレーシアのゴミ捨て場で働く人

そして、先進国で処理しきれなくなったプラスチックごみは途上国に輸出されます。2018年に中国がプラスチックごみの輸入を停止して以降、ベトナム、タイ、マレーシアなどの東南アジアでプラスチックごみの輸入が急増しています。

輸出しているのは、米国、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、フィンランド、フランス、ベルギー、ドイツ、スペイン、スウェーデン、スイス、そして日本です。

プラスチック問題は、日本からも輸出されているのです。

何かすべきなのは明らかです。私たちは何をすべきなのでしょうか。

[出典]
1. ドイツ・シュレスウィヒ=ホルシュタイン州のワッデン海国立公園のプレスリリース
2. 「海のプラスチックに『匂いの罠』、動物誤飲の一因、ナショナル・ジオグラフィック

使い捨てプラスチックのない
未来をつくるには?

ウミガメなどの生きものがエサと間違えてプラスチックを食べてしまうことがない未来。このような未来をつくることに反対する人はいないと思います。複雑そうに見えるプラスチック問題ですが、その解決方法は実はとてもシンプルです。私たちの意思さえあれば、「使い捨てプラスチックのない未来」はやってきます。

私たちが
「使い捨てプラスチックのない未来」を
つくる方法

方法 1
「企業」が使い捨てプラスチックを減らす

日本を
レジ袋有料化のその次へ。

全てのプラスチックは企業活動の中で作られます。だから、企業への働きかけは不可欠です。世界では、私たちの働きかけで多くのスーパーマーケットがプラスチック削減を進めています。

  • 2018年 イギリスのセンズベリー社が2025年までにプラスチック包装を50%削減すると宣言
  • 2019年 アメリカのジャイアント・イーグル社が2025年までに使い捨てのプラスチックを排除すると発表
  • 2020年 韓国のロッテマートが2025年までに使い捨てプラスチック使用量を50%削減すると発表

日本でもレジ袋の有料化が始まりました。使い捨てプラスチック対策の第一歩です。これで終えずに、商品の包装に使われるプラスチックの削減も働きかけることが必要です。

方法 2
「本当」のリユース・システムをつくる

未来はリユースの中に。

上の写真は、あるスーパーの「詰め替え食品売り場」です。容器を持参すれば、レジ袋がいらなくなるだけでなく、商品の包装に使われるプラスチックを使わずにすみます。実際には9%しか実現していないプラスチックのリサイクルに未来を託す代わりに、本当のリユース・システムを作ることで、私たちは「使い捨てプラスチックのない未来」に一歩近づきます。

方法 3
「あなた」が使い捨てプラスチックのない
未来のために生活する

ほんの少しずつ。でも、みんなで。

今日、あなたがレジ袋の代わりにマイバッグを使えば、ウミガメが間違ってレジ袋を食べてしまう可能性はほんの少しだけ減ります。今日、あなたがプラスチックカップの代わりにマイボトルを使えば、カニがプラスチックのカップにはまってしまう可能性はほんの少しだけ減ります。

ほんの少しだけ。でも、みんなが少しずつ生活を変えれば、日本の海域に浮かぶ世界平均の約27倍ものマイクロプラスチックは少しずつ減り始めます。途上国に輸出されるプラスチックも少しずつ減り始めます。そして、「使い捨てプラスチックのない未来」がやってきます。

地球全体を汚染する使い捨てプラスチックは、私たち一人ひとりが使い捨てプラスチックがある生活を選んできたその結果です。それは、ウミガメをはじめとする多くの生きものの命を脅かしています。

でも、私たちは「使い捨てプラスチックに汚染された現在」を「使い捨てプラスチックのない未来」に変えることができます。ほんの少しずつ生活を変えることで。リユースを実現している企業を応援することで。

グリーンピースは、企業や政府への働きかけを通じて、みんながつくる「使い捨てプラスチックのない未来」の実現を応援しています。

\使い捨てプラスチックのない未来をつくる!/

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あなたも地球と生きものを
守るひとりに!

ご寄付のお願い

グリーンピースの活動は、その全てが個人の方お一人おひとりの寄付に支えられています。私たち一人ひとりには、この地球とそこに暮らす生きものを守り、次の世代に引き継いでいく責任があると思います。

地球と生きものを守るためにやるべきことは分かっています。ですが、それを実現するための資金が足りません。

どうかあなたも地球と生きものを守るひとりとなり、世界中に300万人いる仲間に加わってください。

毎月のご寄付に申し込むと

  • 特典 1

    最新の活動報告やポストカード、リーフレットなどが入ったウェルカムパックが届きます。※時期により内容が変わります。

  • 特典 2

    メールマガジンや、ニュースレター(郵送)が届きます。

  • 特典 3

    あなたのご寄付で、地球環境は今よりも良くなり、生きものの命は守られます!

地球と生きものを守る仲間の声

家族や友達にするのと同じように、
私にできることを

宮尾 多希さま(30代)

グリーンピースのスタッフと以前から友人だった宮尾さま。環境破壊の実態を知り、なにか自分にもできることはないかという会話がきっかけで、毎月の寄付を始めてくださいました。

ご支援を始めてくださった理由を教えてください。
ある時、自覚なく自然環境に負担をかけていたということに気づき、何か始めたいと思っていた時に、グリーンピースさんに出会いました。支援を決めた一番の理由は、スタッフの皆さんの存在です。環境保護に熱心なのはもちろんのこと、温かく楽しい方たちばかりで、その雰囲気を好きなりました。
ご支援を始めてみて、どのように感じられていらっしゃいますか?
自分の暮らしが環境破壊にどのように繋がっているのか実感がなかったのですが、メールマガジンなどを読んで、私たちの行動が環境にどのように影響するのか具体的に分かってきました。動物も植物も川も海も畑も森も、そして私たちも、みんな繋がっていて共に生きているということを実感しています。家族や友達にするのと同じように、私にできることをやっていこうという気持ちでいます。
支援を検討されている方へのメッセージをお願いします。
私も微力ながら環境に配慮した生活をしています。しかし一人でできることには限りがあり、もどかしい思いもありました。ある時、「できないことはグリーンピースに頼もう!そんな気持ちで任せてくれていいんですよ。」とスタッフの方に言われ、心が軽くなったのを覚えています。

私には幼い子どもが2人いますので、将来のことを考えざるを得ません。50年後も100年後もずっと続く地球の営みを守れるのは、今の自分の行動次第。すべてのものにとって、居心地の良い地球になるよう、仲間に加わっていただけたら嬉しいです。

ご支援者さまの声

  • 古江 強さま

    フロンガスの使用廃止のような大企業の環境保護に関する英断の背後にグリーンピースの働きかけがあったことを知り、心強く思いました。そして同時に、個人による応援と支援が大きな力になっていることを知り、私にもできることがあるのではと可能性を感じました。寄付をするという私の一票が、地球を守ることにつながっていると実感しています。

  • 小野りりあんさま

    私が寄付しようと思った理由はとてもシンプルです。自分がとっても大切だと思うことを、同じくらい大切に思ってグリーンピースが行動してくれているからです。私の代わりにやってくれている人に御礼感謝のお金だし、それを続けてほしいから寄付をしています。

\地球と生きものを守ってください!/

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グリーンピースとは?

グリーンピースは、海や森、そこで暮らす生きものを守る取り組みなど、世界55以上の国と地域で、地球環境と平和を守るために活動する国際NGOです。1971年の設立以来約50年、海洋生態系保護、森林問題、気候変動といった地球規模の環境問題に取り組んでいます。

たとえば、

2018年、世界最大のパーム油企業であるウィルマーが森林破壊撲滅を約束しました。

2013年、ユニクロを展開する株式会社ファーストリテイリングは、全ての有害化学物質の使用・排出を2020年までに全廃すると発表しました。

2017年、世界最大ツナ缶メーカーであるタイ・ユニオン・グループと海の生態系を保護するための業務改善に合意しました。

  • 世界に
    300万人以上
    の支援者
  • 国内に
    約1,000人
    ボランティア
  • 国連
    総合協議資格

救われた鳥の命

数百トンの石油を積んだタンカーが樺太島の近くで座礁した時、グリーンピースの専門家は現場に駆けつけ、石油に追われた海岸とカツオドリを目の当たりにしました。

美しい地球を次の世代へ

北極での環境破壊やプラスチックによる海洋汚染など、環境問題の規模はとても大きく、「私一人にできることは何もない」と絶望的な気持ちになることがあります。

ですが、ボランティアの皆さまや周りのスタッフと共に小さくても様々な働きかけを行い、それによって起きた変化を目の当たりにすることで、「力を合わせればできることがたくさんある」と思い直すことができています。

環境破壊がこのまま進むと「次の世代の地球はどうなってしまうのだろう」という危機感を感じる一方で、私の世代やもっと若い世代に起きている変化の兆しに希望も感じています。

「力を合わせればできることがたくさんある」と考え、イベントに参加したり、プラスチックを使わないように心がけたり、寄付をするといったご自身ができることを実行される方が一人でも増えれば、美しい地球と安心できる暮らしを子どもたちの世代に渡すことができます。

どうか、あなたも地球と生きものを守るひとりになってください。

石川せり
2016年にグリーンピース・ジャパン入職

ご寄付についてのQ&A

お問い合わせの多いご質問を
Q&Aにまとめました

毎月いくらから寄付できますか?
月々1,000円以上でしたら100円単位でお好きな金額をお選びいただけます。

お申し込みいただいた方にお送りするウェルカムパックには、最新の活動報告、ポストカード、リーフレットなどが入っています。
※時期により内容が変わります。
領収書は発行されますか?
はい、毎月のご寄付に対する領収書は、年1回、毎年1月下旬〜2月初旬までに、前年の受領分をまとめて発行し、お送りします。領収書をご希望の方は、サポーター窓口(supporter.jp@greenpeace.org)までご連絡ください。
寄付したお金はどのように使われますか?
はい、お預かりするご寄付は、地球の環境を守るために大切に使わせていただきます。例えば、自然エネルギーの推進、リユース・リフィルの働きかけを通じたプラスチック問題への取り組み、アマゾンの森林火災を止める取り組み、海と海の生きものを守る活動などに力を入れています。

これらの活動は個人の皆様からのご寄付と、国内だけでも約1,000人いるボランティアさんの力に支えられています。
1回だけの寄付よりも、継続的な寄付が良いのですか?
その都度の寄付も大変ありがたく頂戴しております。ですが、できましたら毎月のご寄付によるご支援をお願いしています。

環境を守る活動には長い時間がかかるため、長期的な視点に立って、継続的に取り組むことが大切です。ですので、皆様からのご支援も毎月の継続的なご寄付という形でいただけますと、環境保護活動に力強く取り組むことができます。
支援を停止する場合はどうすればいいですか?
ご支援金額の変更や停止はいつでも可能です。サポーター窓口(supporter.jp@greenpeace.org)までご連絡ください。

継続的なご支援が地球と生きものを守ります

1,000円〜
今すぐ寄付する

P.S. 最後までご覧くださり、そして、環境保護活動へのご支援を真剣にお考えいただき、ありがとうございます。地球と生きものを守る取り組みへの支援を真剣にご検討くださっているそのお気持ちを、ぜひご寄付という形にしてお届けいただけますでしょうか。ご寄付は、お好きな金額を100円単位でお選びいただけます。ご事情が変わられた場合は、すぐに停止することができます。たとえ短い期間でご支援を終えたとしても、その期間のご寄付は地球と生きものを守るための大きな力になります。あなたのご決心で、地球環境は今よりも良くなり、生きものの命は守られます。どうか、地球と生きものを守ってください。

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