オーガニックを増やすことに消極的なスーパーの現状が明らかになりました。
2家族に協力してもらい、調べてみました。
※グラフの算出方法はこちら→よくある質問
尿サンプルを分析した
トーマス・ゲーエン博士のコメント
”The results of the study demonstrate a beneficial effect of switching from conventional diet to organic diet for individuals of the Japanese general population regarding the exposure to pesticides.”
「農薬に私たちの身体がさらされることについて、
従来の食事から
オーガニックの食事へ切り替えること
の有益な影響を示しています。」
やっぱりオーガニックがいいね!
主な農薬の種類と指摘されている健康リスク
今回の調査とオーガニック食品についての
よくある質問をまとめました。
※このプロジェクトは、倫理審査委員会の承認と
参加家族の同意のもと行っています。
普段オーガニック食品を買えない理由として、
「売っている場所が少ないから」
という方も多いのでは?
オーガニックをもっと気軽に買いたい!
2016年、グリーンピースは
スーパーマーケット大手6社と生協に
アンケート調査し、評価しました。
オーガニックを増やすことに消極的なスーパーの現状が明らかになりました。
関東信越地域を中心に宅配・店舗展開をする最大規模の生活協同組合
全国に店舗展開、食品売り上げNo1 のスーパーマーケット最大手
全国に店舗展開、食品売り上げNo2 のスーパーマーケット
首都圏と近畿圏を中心に245店舗を展開する大手食品スーパーマーケット
ユニー系列で全国に店舗展開する食品売り上げNo3 のスーパーマーケット
関東・中部・関西を中心に138 店舗を展開する高級志向のスーパーマーケット
岐阜県を中心とした中部地方に266 店舗を展開する大手スーパーマーケット
ミツバチに害のあるネオニコを使っていないほうれん草100% を唯一実現。農家さんが有機農業に取り組める積極的な支援体制がある。消費者の安全や生者への支援といった、人々を中心とした姿勢に信頼がおける。
現時点でオーガニックの割合は全体の5% にとどまる。消費者や生産者と距離の近い強みを生かして、オーガニックを増やすとともに、ミツバチ保護の観点からも自主的にネオニコを規制するなど、さらに業界をリードしてくれるような対策に期待。
2020 年までにオーガニックの品目数を100 に増やす方針あり!オーガニック専門店展開を始めるなど、オーガニックを普及させようとする行動力がある。直営農場では、ミツバチを危険にさらすお米の農薬空中散布をしていない。
現時点でオーガニックの割合は全体の5% にとどまる。最大手スーパーの方針は、作り手のモチベーションにも影響力が強いので、積極的な取り組みを直営農場だけでなく、全取引先に拡大し、さらにネオニコを使っていないほうれん草やお米に切り替えてほしい。
時期は未定だけどオーガニックを今の2倍(5%→10%)に増やす方針あり!「農業にミツバチの存在は欠かせない」と認識し、販売店として対応できることを検討中との前向きな姿勢。
残留農薬に対する自主的な取り組みはプライベートブランドのみだけど、販売する全ての食品に責任があるはず。ネオニコを使っていないほうれん草やお米など、消費者の食の安全とミツバチのために今すぐできることに取り組んで!
2017 年2 月までにオーガニックの割合を増やし、店頭でのオーガニックの展開にも力を入れる方針あり。ネオニコを使っていないお米の「コウノトリ育むお米」販売促進も近畿圏の店舗で展開中。
オーガニックを増やす方針とともに、今後は有機農家支援を手厚くしたり、ネオニコを使っていない米の拡大やほうれん草の切り替えなど、さらなる展開に期待。
オーガニックの品目数は全体の1% だけれど、オーガニックコーナーを常設する店舗数は7 社の中で一番多く、全体の75% の店舗で実施している。
常設店舗は多いのに、今後具体的にオーガニックを増やす方針がなく残念。さらに毎日大量の食品を仕入れ販売する立場として、もっと農薬がミツバチなどの生態系に与える影響を意識してほしい。
ネオニコを使っていないお米の取り扱いあり。有機認証(JAS)農産物のフェアを週2 回程度実施。
ミツバチの減少を知りながら、その原因がネオニコ系農薬だと把握していない。もっと視野を広げて、ネオニコを使っていないほうれん草や米の拡大など、今すぐできることから始めて欲しい。
明確な時期は未定だけど、オーガニックコーナーを常設する店舗を今の2 店舗から10 店舗に増やす方針あり。
農薬によるミツバチの減少問題やほうれん草の残留基準について、他人ごとのような姿勢が目立つ。生産者と消費者をつなぐ立場として、オーガニックを買える機会をもっと増やすなど行動を。
野菜やくだものを大量に仕入れるスーパーや
生協には、その責任があります。
約70%の消費者が「スーパーでのオーガニックの品揃えが不十分」と感じ、そのうちの約70% が品揃えが豊富になったら「オーガニックを買いたい」と思っています。消費者の声を聞いてオーガニックを増やすのが、スーパーや生協の責任です。
レポートを読む半数の農家が、流通経路や支援など「条件が整えば有機農業に切り替えたい」と考えています。スーパーや生協がオーガニックを取り扱う明確な目標を発表すれば、農家さんは安心して、有機農業に切り替えることができます。
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